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本当に危険?自己啓発本を読んでいた私の失敗談とメリットデメリット

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どうも、モノリスです。

 

久しぶりに本棚を眺めてみると、仕事を辞める前に読んでいた本が積みあがっていたのを目撃しました。

 

あの頃は本当にしんどくて次はどうしたらいいのか分からない時期だったので、そんな自分を改善したくて自己啓発本に手を出していました。

 

手を出した本はおよそ30冊で、人生で一番本を読んだ時期だと思っています。

 

ですがこの行動は今振り返っても失敗したなーと思っていまして、日本一周を始めようとか、自分の気持ちに正直になろうと思えたのはいいのですが、

その分自己啓発本から手に入れられたのは一時の自信だけでした。

 

この本は使い方によっては麻薬のような中毒性を持ってしまうので、一つ読んだらまた違った啓発本を読もうとなったり、この本のすべてのことをしたら自分は成功すると思ってしまいます。

 

今回は毎日本を読み続けてしまったモノリスが自分の体験談を語りながら、自己啓発本の取り扱い方を解説していこうと思います。

 

自己啓発本の失敗談

 

 私が会社で仕事できなかった人間だったので、何か成功したと思って必死でした。

 

といいつつ何かをするかというと、何もしてなかったです。

 

そんな状態の私は、現実逃避のために自己啓発本を読んでいました。

 

自己啓発書を読む人っていうのは

 

自分に自信がない人

軽い本を短い時間で読みたい人

人の考え方を吸収したい人

 

が該当します。

 

当時の私は全部に当てはまりました。

 

仕事ができなさすぎて自分に自信が消えてましたし、仕事したくない時間は本でも読んで軽く勉強しようかと思ってました。

 

また成功者の成功経験を吸収して自分に当てはめれば、悪い時よりもっともっと良くなるだろうと思っていました。

 

・・・とまぁ理想論はありましたが実際はそんなことはできず、「一冊読んだら終わり、次の本を読んでみよう」と思ってはいたずらに読んでいく数が増えていきます。

 

そうしてよんでいった自己啓発系の本は20冊は読んだでしょうか?ふと、自分にはどんな知識がついたのか考えてみたのですが、思い出されるのは自分が気になった習慣くらいでそれすらもやっていませんでした。

 

ちなみに今このブログを書いている時点で全く覚えていないので、ほとんど習慣化されていないです。

 

表紙のタイトルは覚えているのですが、内容が全く思い出せない。こんな本20冊に一年を使ってしまったのでこれを読んでいる人は本当に気を付けてほしいです。

 

自己啓発本の典型パターン

 

自己啓発本にはいくつかのパターンがあり、

 

①スピチュアルな精神論

②自分の経験から成功を語る

③過去の境遇や失敗談を語る

 

が大まかなパターンです。

 

この手の本のすごいところは科学的な根拠がなかったり、正式な実験をしていないけど巧みな言葉でいかにもそれが正しいと思わせるところです。

 

例えばこんな一文があったとしましょう。

 

自分が見てきた1000人の天才がやっている習慣:ほとんどのジーニアス(天才)は一食しか食べない

 

と聞くとなんか私も食生活を一食にしたらいいのかな?って思ったりしませんか?

 

実際冷静に考えるとたった1000人の天才という調査数が微妙である点、1000人全員が一食しかしていないのか分からない点(大体ほとんどの人とか濁されている)と怪しい所だらけなのですが、意外と信じてしまいます。

 

おまけに自分の習慣に頑張れば取り込むことができるのではないか?と思えるくらいの習慣だったりするのですぐに信じてしまいます。

 

このように科学的な根拠よりも経験則から話、その中で一般人がわかりやすくひょっとしたらできるかもしれないと思えるくらいの習慣を記載されています。

 

そんな悪いことだらけしゃね?と思うのですが、私は使い方次第ではメリットにもなりうる本だと思います。

 

 

自己啓発書を読むメリット1:読む習慣がつく

個人的には自己啓発書ほど「導入が楽」なジャンルはないと思います。

 

小説で言うところのライトノベルのような軽い感じです。

 

まず、本を読むってなると、難しい本を頭を抱えながら読むようなイメージを持ちがちです。教科書を読むようなものだと思っています。

 

ですがガチガチの理論書じゃなく自分の近い立場でかかれているので、軽い気持ちで読んでもスラスラ読めます。小難しいことが書いてないからこそ老若男女問わず読むことができます。

 

その読みやすさを狙って書いているのだと思いますが、逆に言えば活字に対して苦手意識を持っている人ならば最初の3冊くらいまでなら読む練習として読むのはいいと思います。

 

そこから専門書や活字ばかりの本を読むステップアップとして読んでいくようにしていけば読書ライフを楽しめると思います。

 

自己啓発本を読むメリット2:様々な人間の人生経験を読める

自己啓発本の良くある話ですが、自分の体験談をもとに著者はどうやって試練を乗り越えていったのかを書かれています。

 

極貧生活から努力して這い上がってきた話や、自分の環境の人から傾向を解説すること等です。

 

研究結果よりも経験から話すことが圧倒的に多いので

 

それをどうやって乗り越えたのかを描くパターン 

様々な人と会ってどんな人がすごい人なのかを書くパターン

 

といったパターンになりがちです。

 

ですがどれも自分が体験することが難しいです。もし自分がなってしまったらたぶん絶望するだろうなと思うことが多いです。

 

それをお金を払って読むことができると考えれば安いものではないかと思ってしまいます。実際私は毎月5冊くらい読んでいた時期がありますが、人生の失敗をきけるなんてなんて良いことなんだ。とリアルに思っていました。

 

この辺の失敗はデメリットに記載します。

 

自己啓発本を読むメリット3:読み終えたら少しできるような気持ちになる

 

読破すると、なんか自分ができそうな気がします。どうしてかわからないですが、虚無感にあったものに少しだけ火が付いたような感じです。

 

また一つの本を読破できるとまた次の本を読んでみようとおもってどんどん読むことができます。本を読む自信が自然とついていきます。

 

色々な体験を聞いて応援されているような気持になったり、こんな自分でもこの本のように成功できるのではないかと感じます。

 

自信を失った人にとって少しでも希望が見いだせる自己啓発はそれだけでも価値のあるものではないかと思います。

 

自己啓発本を読むデメリット1:抽象的なことが多い

自己啓発本が読みやすいのは難しい用語を使って理論的に話していないことが良いのですが、裏を返せば話の内容が抽象的であるということです。

 

要するにスピチュアル的なことや、根の葉もない習わしが書かれていたりしています。一個人の意見なので偏見的なところがあったりします、

 

例えば「毎日私は仕事ができる、と思うようになればきっとその思いが現実になります」とかがあったとします。

 

この文章の通りに毎日仕事ができると思うだけでできるようになるかというとそんなことはないですよね。仕事をできるための知識や能力を鍛えないとできるようになりません。

 

そして抽象的な内容に限って頭の中に残っていないので、本を読んだという達成感で肝心な知識を得ることができないということがあります。これではただ本を読んだだけで、何も得ることができずに時間を消費しているのと同義になります。

 

デメリット2:ハマってしまうと、自己啓発本に答えを求めてしまう。

 

これは自分の経験なのですが、自己啓発本の心地よい言葉にはまってしまって、ここに自分の答えがあるのではないかと思ってしまうことがあります。

 

自己啓発本はあくまで著者が人生うまくいった話であり、同じことをやっても成功することはないです。

 

これも当然のことで、著者と同じ行動、生活をしたところで人の価値観や能力が違うのだから成功することは決してないです。自分は自分、著者は著者なのでコピーにはなれないのです。

 

この本を正しく使うとするなら、自分の価値にあうものを取り入れることだと思います。そのことを忘れて、すべてのことを正しいと思うのは私のような茨への道を進んでいくので気を付けましょう。

 

デメリット3:読者側が著者の努力がわからない

これは人間の本質にかかわってくるのですが、人って他人が成功したことに対して努力の推量を図ることが苦手です。

 

この点を頭に入れると当たり前の話になってしまうのですが、本に書いてある体験が私たちが想像を絶することにもかかわらず、「これを読んだら私も成功できる」と思い込んでしまうことがあります。

 

でも自己啓発本、もとより書籍からは人の頑張りが伝わってこないんです。私はあまり精神論を語るのが嫌いなのですが、ここでは残念ながらそういったところは本にあらわすことができないのだと思います。

 

自己啓発本は世の中でかなり読まれているはずなのに成功者がその本の分出てこないのはその辺が原因です。読んだからって成功しないです。

 

私が最も失敗したのが「読めば成功する」と考えたためであり、自分から努力をしなかったことです。読んだだけで満足してそのまま終わって次の本に進むという流れがありました。

 

どんなに本を読んでも自分が生かそうと工夫しないと何も残りません。もし自己啓発本を生かそうと思うのなら、それなりの努力をしないといけないと思います。

 

終わりに:自己啓発本は読書初心者ならおすすめだが、依存してはいけない

自己啓発本経験談、メリットとデメリットを語っていきました。こう見ると自己啓発本は悪いものだと思われがちですが、決してそうではないです。

 

メリットでも話しているように、導入としてはいいものです。読みやすい点は読書初心者には大変良いものです。

 

その分、このジャンルをずっと読み続けることはおすすめできません。なぜなら自己啓発本は行動の変化だったり思考の違った見方を解説しており、知識を増やすものではないです。

 

それだけに依存してしまう可能性もあります。

 

もし、自己啓発本を読んでいる人は、それは自分にとって必要な知識なのか、不要な知識なのか吟味してほしいです。

 

そうすることで自分の人生に生きる知恵となっていくと思います。

 

いうてブログも自己啓発的な話をしてたりしているから実質自己啓発本

 

 

これでおわーり